時短勤務する際に注意すべき点は?
利用する際に注意すること
実際に時短勤務制度を利用するにあたり注意しなければならないことがあります。まず時短勤務は会社の就業規則に記載されていなければなりません。もし就業規則に記載がされていない場合や就業規則自体が存在しない場合は、会社が時短勤務を認識していない可能性がありますのでトラブルが発生してしまうかも知れません。社員への就業規則の閲覧を禁止することは出来ないので、禁止している会社がある場合は問題があります。この時点でトラブルが発生する可能性が高いですので転職を考えても良いと思います。
会社の考え方を知っておく
会社の考え方を知っておきましょう。出産や育児に対しての考え方を知ることは大変重要なことですから、しっかりと知っておきましょう。次のことを目安に考えて下さい。産後の休業は義務ですが妊娠中の休業は権利ですので、きちっと休業することが出来たか?出産後の育児休業を希望通り取ることが出来たか?そのようなことで時短勤務に対する会社の考え方が見えてくるはずです。同僚に育児休業をされている人がいれば聞いてみるのも良いでしょう。会社の考え方次第によっては時短勤務を好ましく思っていない場合もありますから、トラブルが発生しやすいと言えますので注意が必要です。
自分が行っていた仕事はどうなるか
現在自分が行っている仕事はどうなるのか、先を考えることも大切です。時短勤務になればもちろんですが働いている時間が短くなりますので、その分誰かが負担しなければならない場合もあります。その場合、誰がその穴を埋めるのか、負担をしてくれる人の仕事の状況を把握しておきましょう。時短勤務に切り替わったとしても自分の仕事は自分の仕事ですから、最後まで責任を持ちましょう。会社が決定することなので私は知りませんでは人間関係にひびが入りかねません。そのようなことになれば会社に居づらくなってしまいますから、そうならないためにも自分の仕事には責任を持って下さい。
時短勤務の現状
時短勤務に対する考え方やスタンスは会社によって大きく差があります。だからと言って就職する前から出産や育児休業明けの職場復帰を考えて企業を選択する人はほとんどいないでしょう。職場復帰に協力的な意思表示があっても社内文化として不成立であれば会社と社員に温度差や考え方の違いがあります。理解があれば時短勤務をフルに活用することが出来ますが、逆に理解がなければ最悪は別の道を考えなくてはなりません。もし時短勤務を利用して今の職場で仕事を続けたいのであれば、十分な根回しや同僚や上司の評価を得ておくことも大切でしょう。